ドキュメントルートとは、Webサーバ(HTTPサーバ)やFTPサーバなどを利用して外部に公開するデータが設置されたサーバ上のファイル/ディレクトリのことで、仮想ルートディレクトリとも言います。
まず、ルートディレクトリとはハードディスクなどの外部記憶装置の中で、一番上の(第一階層の)ディレクトリのことで、その中にはサブディレクトリがあり、それぞれのサブディレクトリには色々なファイルが保存されています。 ドキュメントルートとは、外部記憶装置に保管されているファイル/ディレクトリのうち、HTTPやFTPでアクセス可能なコンテンツのファイル/ディレクトリのことで、そのサーバにアクアセスした際の、一番上のファイル/ディレクトリ(ルートディレクトリ)にあたります。 ※Webサイトも「http://ドメイン名/」の様に「/」で区切られたディレクトリ構造になっており、一番上の階層、つまりドキュメントルートに設定したディレクトリに「index.html」ファイルを設置することで、サイトのトップページデータを表示します。 ※FTPサーバでは、ユーザーに重要なファイルを操作されることがない様、特定のディレクトリより上の階層にはアクセスできない様に設定することが可能です。 サーバ上にあるシステムのルートディレクトリには、サーバ自体を管理するOSなどが保存されているため、外部に公開することはできません。一方、サーバで公開しているウェブサイトのルートディレクトリには外部から様々な人がホームページ情報などを閲覧する為、アクセスを行います。 そこで、サーバ内の特定のディレクトリを、サーバで公開する用のルートディレクトリ(外部からアクアセス可能)として仮想的に指定し、この様にWebサーバやFTPサーバのために指定されたルートディレクトリをドキュメントルート(仮想ルートディレクトリ)と言います。 コメントはクローズされています。
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