Whoisとは、IPアドレスやドメイン名の登録者(個人や団体)などに関する情報をまとめたデータベースサービスで、インターネットレジストリが管理しています。
データベースに登録されたこれらの情報は、原則としてインターネット上に公開されており、インターネットユーザーであれば誰でも参照することができます。 Whoisには一般的に下記のような利用目的があります。 ・取得を予定しているドメイン名の空き状況や、類似ドメインの存在を確認するため。 (既に登録されているドメイン名の場合、Whoisの検索結果でドメイン名の登録者やドメイン名が登録されているネームサーバ情報なども確認することができます) ・インターネット運用において技術的な問題が発生した場合、直接本人同士で解決できるよう連絡に必要な情報を手に入れるため。 ・ドメイン名による登録商標違反に関するトラブルが起こった場合、Whoisより関連情報を得て、自律的に問題を解決するため。 ドメイン名とはインターネット上の住所とも言えるIPアドレスを人間にとってわかりやすく表示したもので、「.」で区切られた文字列です。
(例)URL「http://7artisan.com/index_service/」におけるドメイン名は「7artisan.com」 この「.」で区切られたそれぞれの文字列には意味があり、「7artisan.com」の場合、「7artisanというホスト . comという商業組織用のドメイン」という意味になります。つまり、ドメイン名とはホストがどこに所属しているかを表すもので、「7artisan.com」では、「7artisanというホストがcomという商業組織に所属している」と表しています。そのため、7artisanという同じホスト名があったとしても、所属するドメインが違えばまったく別の存在ということになります。 また、ホスト名とはネットワーク上のコンピューターの名前で、ドメイン名とはホストが所属している場所の名前にあたります。ホスト名自体もホストに割り当てられたドメイン名でもあります。 私たちがHPやブログを参照したいと思った時、ドメイン名(正確には完全修復ドメイン名 / FQDN)が含まれているURLを使います。
(例)URL「http://7artisan.com/index_service/」の場合、ドメイン名は「7artisan.com」 しかし、ネットワーク上にあるコンピューターの住所とも言えるドメイン名は、人間にとってわかりやすく書かれているだけで、0と1しか認識できないコンピューターにとっては非常にわかりにくいものです。そこで、HPやブログを見るために通信の宛先をホスト名(もしくはドメイン名 )で指定する時、このホスト名(ドメイン名)をコンピューターにとってわかりやすい表示であるIPアドレスに直す必要があり、そのためのプロセスを名前解決(DNS / Domain Name System)と言います。そして、名前解決を行うサーバをDNSサーバと言います。 ※ドメイン名もIPアドレスもネットワーク上のコンピューターの住所であり、ドメイン名は人間にとってわかりやすい表示、IPアドレスはコンピューターにとってわかりやすい表示です。 この名前解決には「正引き」と「逆引き」の二種類があり、正引きの名前解決とはホスト名(ドメイン名)をIPアドレスに直すことで、逆引きの名前解決とはIPアドレスをホスト名(ドメイン名)に直すことを言います。 <正引き>「http://7artisan.com/index_service/」というホストのHPにアクセスすると、DNSサーバがこのホスト名(ドメイン名)からホストに割り当てられているIPアドレスを調べ、その結果、私たちは「http://7artisan.com/index_service/」を閲覧することができます。 バーチャルホストとは1つのサーバで仮想的に複数のドメインを運用する技術で、主にメールサーバやwebサーバで利用されます。
通常、メールサーバやwebサーバを運用するにはドメインの数以上のサーバコンピューターが必要になります。しかし、バーチャルホスト機能を利用すると、1つのサーバで仮想的に複数のドメインを運用することができるので、サーバコンピューターを減らしたり、IPアドレスを節約利用できるなど、運用上のコストを削減することが可能になります。 バーチャルホストには大きく分けてIPベースバーチャルホストと名前ベースバーチャルホストの2つの特性があります。 1. IPベースバーチャルホスト 1台のサーバに複数のIPアドレスを割り振てるバーチャルホストのことで、利用するドメインごとにIPアドレスを設定し、それぞれのIPアドレスに対して仮想ホストを割り当てます。クライアントは接続したいドメインごとに異なるIPアドレスに接続してくるので、サーバソフトウェアはこのIPにきたものはこっち、このIPにきたものはあっち……という風に、接続先IPアドレスを見て利用するドメインを判別します。 2. 名前ベースバーチャルホスト 利用するドメインすべてに同じIPアドレスを設定するため、1台のサーバに必要なIPアドレスは1つで済むというバーチャルホスト。クライアントは接続したいドメインに関わらず同じIPアドレスに接続してくるので、クライアントがブラウザからwebサーバに接続する時に投げるhttpリクエストに含まれるHostsヘッダーを見て、どのホストへアクセスするかを判別する必要があります。すなわち、クライアントが希望のホストに接続するためには、クライアント側のリクエストの内容に「このホストに接続したい」という内容を含める必要があります。 webサイトのドメインを変更すると、全てのページのURLは新しいドメインに変更されるため、古いドメインでアクセスした場合にページが表示されずエラーとなります。これはアクセスしてきたユーザーやSEOの観点から考えても好ましい状況ではありません。
そこでリダイレクトを設定すると、たとえドメインを変更したとしても、特定のドメインをwebサイトまたは特定のwebページの別のドメインに自動的にリダイレクトさせることができます。 例えば、「www.○○○.com」でアクセスしてきたユーザーを「www.○○○.net」に自動的にリダイレクトするように設定することができるのです。 ドメインエイリアスとは、異なるドメインへのアクセスに対して、同じwebサイトを表示するという仕組みのことです。
ドメインエイリアスを使用すると、例えば「www.○○○.com」へアクセスしても、「○○○.com」へアクセスしても、同じwebページを表示することができます。 アドオンドメインとは、簡単にいうと後から追加するドメインのことです。一つのアカウントで複数のドメインを運用したい場合に使用します。
アドオンドメインはcPanel系レンタルサーバで設定することができる機能で、他で取得したドメインを利用できるサービスです。アドオンドメインを設定すると、複数の異なるドメイン名で各々の異なるディレクトリ領域を参照することができます。 独自ドメインとは、ユーザーが独自で名前を決め、自分で好きなように利用できるドメインのことです。
サブドメインとは、独自ドメインをさらに細かく分割して使用するときに任意で設定するドメインで、あるドメインの一つ下にあるドメインのことを言います。 「my.7artisan.com」でいうと、「my 」は「7artisan.com」のサブドメイン、「7artisan」は「com」のサブドメインです。 サブドメインは一つのドメインを用途別に分割したいときに使われ、例えば「○○○.com」という独自ドメインを用途別に分割して使用したい場合、「△△△.○○○.com」のようにドメイン名の左側をピリオド(.)で区切って「△△△」を併記します。この場合、「△△△」は「○○○.com」のサブドメインとなります。 ドメインとは、インターネット上に存在するコンピューターやネットワークを人間が識別しやすいように表示したものです。簡単に言うと、インターネット上の住所のようなもので、ホームページを公開する際には欠かせない存在です。ホームページのURLやメールアドレスの一部として構成されます。
●ホームページURLの場合 例:https://my.7artisan.com 「my(誰なのか=ホストを表すドメイン).7artisan(組織を表すドメイン).com(商業組織を表すドメイン)」という風に、「.(ドット)」で区切った単位一つ一つをドメインと呼び、そのドメインの名前をドメイン名と呼びます。 my.7artisan.comの場合、「my」がホスト名、「7artisan.com」がドメイン名。 ちなみに、ホスト名とはネットワーク上のコンピューターの名前で、ホストに割り当てられるドメイン名でもあります。 ドメイン(domain)とは、もともと領土や範囲という意味を表す英単語です。 これをインターネットの世界に置き換えて考えると、ドメイン名とはホストがどこの領土や範囲に所属しているのかを表している名前ということになります。 すなわち、「my」というホストが「com」という商業組織に所属しており、「7artisan」という会社に所属していることを表しているのです。 *ホームページにおいて、多くは「www(ホスト名).ドメイン名」という形でURL(住所)が構成されています。 ドメインには右側から順番があり、一番右側はトップレベルドメイン(TLD)といいます。 my.7artisan.comの場合、「com」がトップレベルドメインです。 トップレベルドメインには「com(商業組織用)」「edu(教育機関用)」「net(ネットワーク用) 」のように組織の種別を表すgeneric TLD(gTLD)と、「jp(日本)」「uk(イギリス)」「us(アメリカ合衆国)」のように国や地域ごとに割り当てられるcountry code TLD(ccTLD)に大別されます。 my.7artisan.comの「7artisan」の部分はセカンドレベルドメインと呼ばれ、その後もサードレベルドメイン.....と続きます。(今回のhttps://my.7artisan.comにはサードレベルドメインは存在しません) 一番左側はホスト名となり、my.7artisan.comの場合は「my」がホスト名に当てはまります。 そして、「my.7artisan.com」のように、ホスト名、セカンドレベルドメイン名、トップレベルドメイン名を全て記してあるものを完全修飾ドメイン名(FQDN)と呼びます。 ●メールアドレスの場合 例:my@7artisan.com ドメインはメールアドレスの@以降にも使われます。 ドメインを使うことで、メールをどこに送ればよいかという送信先を特定しているのです。 「my@7artisan.com」のドメイン名は「7artisan.com」で、@以降は自宅や会社の住所のようなものを表しています。@の前は、会社や家族一人一人の名前などを割り当てることが多くあります。 |